信頼性に関するプラクティスに深い関心を持つエンジニアのためのカンファレンス「SRE NEXT 2024」が、2024年8月3日・4日に開催されました。
VisionalグループはPLATINUMスポンサーとして協賛させていただき、グループを代表して株式会社ビズリーチよりセッション発表と企業ブースの設置をいたしました。
このブログでは、主にセッションの内容やブースで行ったコンテンツについてご紹介します。
セッション紹介
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は2009年のサービス開始以来成長を続け、今ではスカウト可能会員数236万人以上と多くのユーザーにご利用いただくサービスに成長をしました。(2024年8月時点)
『「キャリアインフラ」になる』という株式会社ビズリーチのビジョンを実現するべく、ビズリーチのプロダクト本部ではSREチームに留まらず、開発者・プロダクトマネジャー・カスタマーサクセスを巻き込み、職能横断でSREingを実践しています。
私たちのプロダクトは「イシューからはじめる」アプローチを採用しており、事業成長に伴い直面した様々な問題に対し、解く価値のある課題を特定して、プロダクトを段階的に改善してきました。 この発表では、事業成長を支えるSREingの実践方法と具体的成果を、プラットフォーム開発部部長の菊池よりご紹介しました。
当社の発表内容については、以下の動画と登壇資料が公開されていますので、ぜひご覧ください。
【動画はこちら】
【登壇資料はこちら】
また当社の登壇内容について、イベント開催後も多くの反応をいただいております。ご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。
名著「ISSUEからはじめよう」をベースとした改善の紹介。良かった。
— じょーし (@paper2parasol) August 23, 2024
2018年頃まで短期戦略が重視されていたとのこと。15年分の技術的負債が蓄積していたらしい。課題も多そうだし、効率的に解決していく上でとても重要なアプローチになりそう。https://t.co/11qBs5SvV4
ビズリーチ企業ブースのご紹介
企業ブースは、ビズリーチプロダクトのSREメンバーやコミュニケーションデザイナーの協力のもと設計をしました。
SREは各社で定義がさまざまであり、また、事業規模やフェーズだけでなくプロダクトが置かれた状況により業務範囲や注力領域、チーム構造の違いもあります。
そのようなSREの特性から、ビズリーチのブースでは参加者のみなさまが今何に注力していて、どんなことを課題に感じられているのかをディスカッションさせていただきたく、書籍『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング p.101 第Ⅲ部実践』から引用させていただいたサービスの信頼性階層のピラミッドに、組織規模ごと色分けしたシールを注力している階層に貼っていただくようにしました。
アンケート結果やブースでのディスカッションを経て感じられたのは、規模が大きいほどポストモーテムやキャパシティプランニングに関心が強く、モニタリングは規模の違いにより関心度合いは変わらないということでした。
また、プロダクトの成熟度や置かれた状況により一通り必要な整備をした後に更にそれぞれの階層を強化している方も多く、さまざまな状況を加味し、どこまでSREのプラクティスを入れて強化するのかを決めているようです。
おわりに
「SRE NEXT2024」の参加者は2日間でオンライン・オフライン含め延べ1,500名を超え、両日会場にいて大きな盛り上がりを感じました。各セッションの反応だけでなく、各企業ブースでの交流も知見の共有や意見交換が活発に行われていて、参加者のSREに対する強い想いが感じられました。
また、運営のみなさまは本業がある傍ら準備を進めてくださり、当日含め最後まで手厚いサポートをいただき大変感謝しています。
ビズリーチでは、プロダクト組織の拡大に伴い、SREを共に推進していただく方を募集しています。
ビジョン実現に向け、課題はまだまだあります。少しでも興味をお持ちいただいた方は、当社のSREとぜひお話させてください!