2021/03/30
Serverless Image Handlerによるセキュアな画像配信の実現
Webサービスを開発する場合、画像配信はtoB/toC問わず必要になることが多いです。人財活用プラットフォームHRMOSの評価管理は2019年にリリースされた機能ですが、データ連携・インフラ整備・セキュリティ強化など、リリースに向けて様々な準備が必要でした。今回はその中から、AWSのサーバーレスを活用して、セキュアに画像を配信する仕組みを構築した時の取り組みをご紹介します。
画像配信を新たに構築した経緯 評価管理をリリースするにあたり、従業員データベースに設定されている顔写真を評価管理に取り込んで、プロフィール画像として利用可能にすることになりました。PoCの段階では、プロフィール画像はユーザーが任意に設定できる画像しかなかったため、画像配信はSNSのプロフィール画像のような公開画像が前提で作られており、以下のような構成でした。
顔写真は個人情報に該当するためセキュアに配信する必要がありますが、画像の閲覧をログイン必須にしてしまうと、Slackやメールなどの通知でプロフィール画像を利用できなくなってしまい、UXが低下してしまいます。そこで、ログインユーザーしかURLを知ることができず、画像の閲覧はログイン不要にできる署名付きURLで配信する仕組みを構築することにしました。