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2022/03/07
新規事業における逆説的な技術選定とモノづくり
こんにちは、Assured事業部の岩松です。先日、Visionalグループとしてクラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」を正式にリリースしました。本記事ではこの新規事業がどのように仮説検証を進めてきたのか、技術観点でどのような取り組みをしてきたのかご紹介します。ここで紹介する技術や仕組みは、新規事業という文脈において「やらなくても良いのではないか」「悪手なのではないか」と感じられるものもあるかもしれません。 Startups are very counterintuitive. ~ Before the Startup 「スタートアップは極めて直感に反する」というY Combinator創業者Paul Grahamの言葉通り、スタートアップもしくは急成長を目指す新規事業においては、一見うまくいかないと判断される反直感的な選択が正しい場合も多いのではないかと考えています。そこで「逆説のスタートアップ思考」という書籍に倣い、正式リリースまでを振り返って「役に立っている」「うまくいっている」 と感じることができている「逆説的」な技術選定をご紹介させていただきます。ここで紹介する具体的な技術自体は必ずしも他のケースでうまくいくとは限りませんが、その選択へと導いた考え方が参考になれば幸いです。
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2021/07/27
失敗の中で生まれた、「寄り添う」内製の脆弱性診断
サービス価値向上に、脆弱性診断を活用できていますか? Visionalグループでは、事業とセキュリティの真の「共存」を実現するため、全社横断組織としてセキュリティ室があります。セキュリティ室では、様々な事業部を巻き込み、脆弱性診断を通して事業部に寄り添ったリスクコントロールを実践しています。そして、「事業部の仲間たちが実現したいことに全力で挑戦できる、安心・安全な環境づくり」 を目指しています。 皆さんの職場ではどのように脆弱性診断と関わっていますか? 「監査対応の要件として実施している」「リスクを抑止するための根拠を提供してもらっている」だけでしょうか。 私たちセキュリティ室も、はじめは在り方が定まっておりませんでした。しかし、様々な課題を乗り越え、現在では事業部との適度な抑止関係でスピード感のあるリスクコントロールができるようになりました。 2021年4月22日に上場を果たすまでの約1年間、数名からなるチームでVisionalグループの全サービスの脆弱性診断を行いながら、どのような課題にぶつかり、アジャイル開発に寄り添うリスクコントロールを実現できるようになっていったのかを紹介します。 内製での脆弱性診断との関わり方や事業のリスクへの向き合い方の参考になれば幸いです。